雑誌「ビジネスチャンス」取材の元ネタ
FPとは根本的業務としては“ライフプラン”と考えます。その業務推進のために、金融資産運用設計やリスクと保険などの業務がありますが、ベースはクライアントの漠然としたライフプランを少しでも具体的にするためのアドバイスを与える夢のある仕事と考えますが、一般的には金融資産や保険のプロみたいなものと考えられていますのでそれを中心に述べることとします。
一昨年末より金融機関の破綻、外為法改正、銀行投信窓販のスタートと、数々の金融関係の話題がのぼり、将来的には2001年のペイオフの問題や確定拠出型年金(日本版401K)の問題などがあり、一般の方々にはついていけない状態となっているかと思います。日本ではあまり学生時代から資産運用の勉強などはされてきませんでした。(最近開始する動きがでていますが)日本では金融に関する知識(造語:ファイナンシャルIQ)が低いものと考えます。今後教育されてきますが、金融関係の改革はもうすずそこにきています。そこでFPへのニーズが高まってきています。
資格取得で独立が可能か?という問題ですが、無理であると考えます。(一部の富裕層は銀行がかかえこんでいるのでクライアントの対象外とすると)(税理士さんが兼任する場合も除く)
理由としては第1に認知度の問題です。まだまだFPというのは一般的でないため、その資格があったとしてもそれだけで信頼をよせてくれるわけでなく、資格のない者と同じ土俵で戦うこととなります。資格があったからといって“あなたにお願い”という人はまだまだいないでしょう「エフピー?」「ふーん?」といわれるぐらいかとおもいます。
第2にフィーの問題があります。FPが認知されたものとしましょう。その昔“日本人は平和と水は…”とかいう言葉がありましたが、それとおなじように“ノウハウ”や“情報”というものはタダであると考える人がまだまだ多いと考えます。ましてや金融商品の選別など銀行の窓口にいけばそれなりの商品を紹介してもらえるし、保険の商品も同様です。それ以上にそれなりのフィーをだしてそのノウハウを教えてもらおうという人は少数派です。FPという以上は多くの会社の商品を勉強してその中で最良のものを提示するので、比較してもらっても困る部分もあるのですがそんな部分に対してあまりフィーなど払うつもりがないのが大多数です。
第3にコミッションの問題があります。あるクライアントに対して独立系FPが適切な商品を紹介してもフィー的にはそんなにいただけないとかんがえた場合、そのクライアントが購入した商品についての販売手数料をその購入した会社より受け取ることが考えられますが、その体系を確立する必要があります。おそらく個人事務所でそこまでの販売手数料を要求できるようにはまだなっていないとかんがえます。ある程度の規模でFPのセンターをつくればそのような要求のできるでしょうが、個人事務所では無理なのではとかんがえます。
以上のような理由から独立開業には上記問題の解決が必要と考えますので、解決されなければ独立開業には???という気がします。
次にFPの資格取得を目指している人への要望、提言として、ご存知のようにFPの資格は取得してからの継続教育がなくてはならない資格です。逆に取得してからがスタートと考えてもよいでしょう。各種の商品、制度について学習をしていかなければすぐその資格は使い物にならなくなるのでとても大切なことです。そのため私の所属しております日本FP協会でも継続教育は義務づけられており、それ以外に最新情報などは入手しなければならないし、これから目指される方はそのへんのところを充分に考慮して臨んでいただければと思います。私も現場から離れていることもあり、最新情報は得にくい立場にありますので、他のFPの方の迷惑にならないように資質を落とさずにさらに伸ばす努力をしていきます。
また、FPというのはクライアントが第1という精神教育が受験者本人と資格の取得を勧める会社に根づいていかなければならないものと考えます。顧客のニーズからいくと他社の商品の方がよりよい選択と思われた場合、それを勧めても成績にならないという場合にもFP本人および会社がクライアントにどの商品をすすめるかといのが大事なところです。FPを名乗る以上答えは自ずから決まってきるのですが…。
クライアントにお金のかげをみるようではできない仕事なのだとかんがえます。この業務は本当にFP業務が好きであることと人が好きでなければ続けていけないものと考えます。リストラにあった時の対策とかの目的での取得ならなにか他のものの方がよいとおもいます。
会社として取得を推進している場合の会社側へのお願いですが、会社として継続教育にもバックアップをしていただきといいと考えます。単なる数の競争のために取得をさせて、取得後はフォローの体制が全くないようなことのないようにお願いしたいものでありあす。継続教育を続けていかないとFPの品質の低下を招くだけと考えますので。
今後のFPの状況を考えますと…。ここ数年の短いタームを独立したという目でみた場合には非常にきびしいものと考えています。理由としては先ほども紹介しましたとおり、フィーやコミッションの問題があります。(数少ない富裕層についてはクライアントにはなりえませんし)ここの部分が早い時期にまとまればと考えます。
またFPの選別の問題があります。よく医者でもよい医者、悪い医者などとありますが、同じ試験を通過してきたFPにも程度の差や得意分野、得意業務があります。FPという肩書きがそんなに急速に認知され必要とされるものでもないので、狭いマーケットの中で使えるFP、使えないFPというふるい分けがされていくことでしょう。クライアントとしては、充分に検討して信頼できるFPをさがしていただければと考えます。