<7階以上を壊す?>
2002年12月18日にある判決があった。東京国立市のマンションの裁判である。14階建マンションの7階以上が景観を損ねるということで、取り壊すというものであるが、これについてひとこといいたい。
事件としては、建築主が正式な許可(まあいろいろと反対はあったらしいですが)をとって建築を始めたそうな。住民がそれをよくないものとして、国立市が20メートルを超える建物の建築禁止の条例をあわててつくったそうな。それをたてに景観侵害をうったえているということ。
問題1:資本主義国家なのに。
土地の所有者が自分の意志で合法的に資産の活用をするからといって、建築をはじめた段階で条例を制定して、邪魔をしようとしたら産業なんかなりたたないでしょう。土地を買収して、大型スーパーを建築しだしたところで、スーパー建築禁止の条例なんか作られたら商売なんかできないとはおもいません?
問題2:判決が変じゃない?
景観が阻害されることを認識していながら建築するのは許されないという内容の判決でしたが、建物を建てれば必ず景観は阻害されるでしょう。南極でもなければ。また私企業なので利益を追求するのはあたりまえですね。なんかへん。
また、判決は7以上を壊せといっているようです。環境面からいってもこんな無駄は許せないですね。またこのマンションは343戸で209戸が分譲され、140戸が契約済み90戸が入居済みということなのです。マンションの上の階だけ壊すなんて難しいですよね。全戸取り壊しですか。
夢や希望をもって新居を購入された方とかいっぱいいることでしょう。また移転するにしてもこんなマンション売れないですよね。これからも裁判が続くし、購入された方はとても気の毒に思います。それにひきかえ、判決の結果、景観を侵害されたと認定された人は3名らしいです。
このようなことから、すでに入居までされている状態で取り壊しなんて不可能と考えるのが常識的だと考え、和解を求めるのが妥当な線だと思うのですが、この裁判官は取り壊しを命じたということです。マンションの業者はともかく、入居者の夢も希望もうちくだいたようにしか思えないのです。
まあなんとか、入居された方が悲しい思いをしない方向に解決していただきたいという気持ちです。以上。