そごう問題はマスコミも共犯か?>


先般、そごうに対しての債権放棄問題が話題になっていた。預金保険機構の対応に
対して、その後マスコミ各社(特にテレビ局)は、こぞってこの話題についてその
批判等したが、この行動については多少疑問を感た。それはその方法があまりきれ
いなものには感じなかったからである。


そごうの債権問題については、その可能性はずいぶん前から予想されていたもので
あり、突然きまったものではない。しかしその話題は一部夕刊紙・週刊誌等では報
じられていたものの、テレビという媒体においては見たことがなかった。たしかに
テレビのニュース番組はその日におこった事件等をわかりやすく解説するためにあ
るものなのだろうから、いまだ起こっていない事件に対してはなにも報道しないの
が当たり前なのかもしれない。しかし現在では、ニュース各番組では各キャスター
が否定的な発言をどの番組でもくりかえしている。

予想もしなかった事件に対してその解説をし、事件が発生した問題点の指摘、そし
てその改善案などの意見を述べるものについてはよいかと思うが、そごう問題につ
いては
ずっと問題になっていた項目である。いまだ起こってないことについて報道
ができないということであれば、当日まで起こっている検討の流れなどを解説すれ
ばよいと思うのだが、そういう番組はひとつもなかったように思われる。(住専問
題やPKOの時などは行われていたと思う)


そごうの対応問題などは私のHPでもずっと前より(実際に書く時間がないので思う
よりかなり遅く文書化されるのであるが)問題視していた問題である。
事が起こっ
てから批判をする前
にある程度の提言らしいものや世論をうごかすような事実の報
道があってもよいのではないかと思う。解説だけならニュースはNHKだけでよい。


充分予想されていることなのにオープンにしないで事後に批判するのは進入禁止道
路の出口で待ち受けている警察の取り締まりのようでとても腹立たしい。危険な事
故や事件が起こる前に注意を促すのであれば進入口の前にいればよいわけで出口に
て待ち受けるのは、その意義が認められない。まるでそんなイメージである。


また、新生銀行分債権合計2000億円のうち債権放棄970億円という話であるが引当
金である残りの部分も元々は税金であると考えられるので合計で2000億円というの
が正解であろう。


いずれにしても各ニュース番組や各キャスターにおいては、誤った選択を行政にさ
せないために
事前にうまく世論を引き出せるようなニュース番組を作成してほしい
ものである。